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CC批判とかじゃなくて、「コインチェック事件」あの時何が起きたのかをもう一度、振り返っておこうと思う

こんばんは♪ 仮想通貨トレーダーの優子です(௰•̑ᴗ•̑௰)
 
もうすぐコインチェックの営業が再開されるという話が話題になっています。金融大手マネックスグループの一員となり再スタートとなるコインチェック。1月に発生した「コインチェックのNEM流出事件」を振り返ろうと思います。私自身コインチェックユーザーですし、特にコインチェックを批判しようという攻撃的な理由で振り返るわけではなく、今後も増えるであろう個人の投資家の人たちへ当時、事件を体験した当事者として、仮想通貨界隈の状況を知ってもらえるきっかけになればいいと思い書きます。
 

2018年1月の仮想通貨界隈

当時の状況を今振り返ると信じられない熱狂に包まれていました。2017年12月にビットコインが240万円まで急上昇したタイミングで「仮想通貨でめちゃくちゃ稼げる!」と話題になりTwiterの中では次のビットコインになる仮想通貨の情報で溢れかえっていました。主要アルトコインと呼ばれるものは軒並み急騰して、ビットコインキャッシュは50万、ライトコイン3万、リップル400円と言った具合に暴騰しまくり「億り人」と呼ばれる資産が1億円以上を超えるような人も多数現れました。私も2桁万円の投資が3桁万円に一気に急上昇して含み益を抱えてリッチな気分になっていました。金銭感覚が狂っている人がたくさんいましたね。
 
10万円単位の仮想通貨投資でも抵抗なく突っ込んだり、当時「草コイン」という無名で1単位が1円以下のアルトコインへ何十万円も突っ込む人とかもたくさんいました。ほとんどの人は仮想通貨については詳しくしらないまま、「とにかく話題になっているアルトコインへ投資すれば儲かる」みたいな感覚で投資。いや投機していました。当選確率の高い宝くじを買うような感覚の人が多かったんじゃないでしょうか。毎日のように友達と「どの仮想通貨が上がるか」みたいな話をチャットでやっていました。
 
そして仮想通貨取引所のテレビCMがバンバン流れました。年末にはお笑い芸人の出川さんを起用したコインチェックのCMが流れ「出川組」と呼ばれる新規参入者がたくさん仮想通貨を購入しはじめました。そんな中事件は起きます。忘れもしない、1月26日でした。
 

2018年1月26日コインチェック事件

私がコインチェックが危ないんじゃないか?という話を耳にしたのはお昼くらいだったと思います。Twiterでブロガーのイケハヤさんが「コインチェックからNEMが流出した可能性がある」という感じのツイートをしたことがきっかけで異変に気が付きました。イケハヤさんは「安全のためにNEMをウォレットに退避する」とツイートしていましたが、当時の私はそんなに気にしていなかったです。日本の取引所は安全だろうと、なぜか思ってしまっていたんですね。
 
仕事をしていると友人たちとの仮想通貨グループがざわめきはじめました。「コインチェックがやばいかもしれない」。という話でした。お昼すぎで仕事をしながらチャットをチラチラみているとコインチェックから仮想通貨の送金ができなくなっている。という話が飛び込んできて、急いでコインチェックを確認すると、確かに仮想通貨の送金が停止していました。TwiterやコインチェックのWEBサイトをみると原因ははっきり書かれていませんでしたが、一時停止されているという事実がわかりました。そして、コインチェックのウォレットから大量のNEMが移動している事実をつきとめた人がツイートで警笛をならしていました。私は一気に不安になりましたが、為す術はありませんでした。
 
友人たちと夕食で集まっているとコインチェックが深夜に会見を開くらしいことがわかりました。私もそうでしたが、数十万、数百万という金額の資産を取引所ウォレットに預けていた友人たちは顔面蒼白になっていました。「一緒に会見まで待とうか・・・」家に帰ってもどうせ不安ですから、その日は友達と居酒屋でコインチェックの会見を待ちました。そして会見がはじまりました。 

560億円分のNEMがハッキングで流出

当時コインチェックの社長だった和田さんの会見の内容は私達が想定する最悪の内容でした。コインチェックからNEMが560億円分ハッキングによって流出してしまったのです。当時、取引所ウォレットはずさんな管理体制の元で運営されていて、本来はコールドウォレットというハッキングがしにくいようインターネットと接続を切る保管方法をとるべきなのに、コインチェックはインターネットとウォレットとの接続を切らないホットウォレットという状態で顧客の資産を管理していました。それにより、深夜にハッカーからの攻撃でNEMを奪われてしまったのでした。
 
私はNEMを持っていませんでしたが、一緒に居合わせた友達はNEMを数十万円分保有していたので、泣き崩れてしましました。そこで私は「仮想通貨に私達がかけているのはお金なんだ」という実感を持ちました。仮想通貨のバブルの中で金銭感覚を失って、リスク意識が欠如していました。もちろん顧客の資産を安全に管理する責任は取引所にありますが、仮想通貨という新しい技術を使ったものを購入する以上、自分たちの資産は自分たちで知識を持って管理していかなければしっぺ返しがくることを学びました。それから私は取引所ウォレットでの仮想通貨管理はやめて、ハードウォレットでの管理に移行しました。
 
その後は熱狂も冷めきって、友人たちと仮想通貨の話をすることもなくなりました(友達じゃなくなったわけではないですよw)そして、コインチェックが補填を発表して資産は返ってくることになったのですが、そこで退場する友人は多くいましたね。私は独自に仮想通貨の事を調べていたこともあって、ブロックチェーン技術が世界を変える将来を自分の資産をかけて追っていきたいという気持ちで今に至るのですが、前のように友人たちの集まりで積極的に仮想通貨を推すことはしなくなりました。あれから仮想通貨界隈の雰囲気は少し変わったように感じます。
 
そして、2018年6月。ずっと営業を停止していたコインチェックが再び動き出すことを発表しています。新しい時代がはじまる予感がして正直うきうきしていますが、コインチェック事件の教訓は忘れず、投資をしている自覚を持って仮想通貨と向き合っていこうと思っています。